広島・紙屋町の基町クレド(広島市中区基町)ふれあい広場に7月14日、期間限定のお化け屋敷「呪い人形 キクミさま」がオープンした。
中四国エリア初企画となった昨年は3万人を動員し、広島でお化け屋敷ブームを巻き起こした同企画。今年は、ストーリー性の高さに加え、入場者が入り口で受け取った鈴を会場内の人形に掛ける役割を担う参加型に仕上げた。
お化け屋敷をプロデュースするのは、これまで約500万人を驚かせてきたという仕掛け人の五味弘文さん。オリジナルにこだわり、開催地の歴史や関係性の深いものを取り入れた物語の「芯」作りを心掛ける。今年は、大河ドラマに関連付けて「『耳なし芳一』のようなことができないか考えていた」とも。
お化け屋敷プロデューサーとして20年を迎える今年、広島で2度目のお化け屋敷を誕生させた五味さん。東京以外では初の試みという「リモートゴースト」も導入。会場外の客が、映像を見ながらボタンを押すことで、お化けを遠隔操作しながら場内の客を驚かすことができる。
主催はテレビ新広島、広島エフエム放送。紙屋町・基町エリアの回遊性を高め、活性化につなげる狙いもあり、「紙屋町・基町回遊性向上連絡協議会」も後援する。
開催時間は14時~20時(土曜・日曜・祝日と8月13日~17日=11時~20時、8月4日=12時~20時)。料金は900円。8月19日まで(同6日は休館)。