ソーシャルメディアを活用してコミュニティーを築いた「ツイッター部長」こと末広栄二さんを招いた勉強会が8月27日、広島県健康福祉センター(広島市南区皆実町1)で開催される。
末広さんは讃岐釜揚げうどん 「丸亀製麺」など、飲食店の経営を手掛ける「トリドール」(本社=兵庫県神戸市)に勤務する会社員。企業がソーシャルメディアを活用した代表的な成功事例として語られることの多い、「カトキチ」のファン作りをツイッター上で行い、うどんのコミュニティーを築いた。
広島初となる講演会は、ファッションやデザインを中心にイベントなどを企画する「lim(リム)」の山下ミカさんが主催。手掛けるユーストリーム番組を見た末広さんは後日、山下さんを訪ねて広島に足を運び、「ユーストリームをきっかけに、やり取りをするようになった」。
講演会は、「広島でも少しずつ増えているソーシャルメディアのセミナーを開催してほしい」と山下さんが依頼したという。当日は、ツイッターやフェイスブック、ユーストリームなどソーシャルメディアを活用した企業の広報やマーケティング、ブランディングについて、事例を交えながら話す。
参加者には、会社経営者からSNSに興味を持つ人まで幅広い。東京からも問い合わせがあり、「関心の高さに驚いている」とも。
「私が末広さんとつながったように、SNSは地方でやるからこそいろいろと発信やつながりがよりやりやすくなったのだと思う」と山下さん。開催の目的について、「SNSによって、地方の一般人でもつながることができ、新しい動きが作れる」と話す。
開催時間は13時~16時。受講料は2,000円、交流会は3,000円。問い合わせは山下さん(lim.yamashita@gmail.com)まで。