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広島・中央通りの「広島宝塚会館」、8月閉館へ-ビルの老朽化で

8月末で閉館する「広島宝塚会館」が入るビル外観

8月末で閉館する「広島宝塚会館」が入るビル外観

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 東宝の子会社で、中国地方で映画館を展開する関西共栄興行(大阪市北区)が運営する広島・中央通りの映画館「広島宝塚会館」(広島市中区新天地、TEL 082-247-2090)が8月末で閉館する。

8月末で閉館する「広島宝塚会館」劇場内の様子

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 広島宝塚会館は1951(昭和26)年に、オーケストラボックスを備えた「新天地劇場」として同所にオープン。工事費は2,500万円。1971(昭和46)年には、総工事費7億560万円を投じて、レジャービル「広島宝塚会館」へ改築。シアターは、地下1階・2階=「広島宝塚劇場」、地上3階~5階=「広島宝塚劇場」を設けた。

 現在、地上3階=「広島宝塚1」「広島宝塚2」、地下=「広島宝塚3」の3シアターが営業している広島宝塚の閉館は、テナントとして入っているビルの老朽化によるもの。ビルの改築後に、新しくテナントとして入居する打診もあったが、郊外の大型商業施設に併設するシネコンと比べ、上映作品数や無料提供する駐車場の確保が困難なことから閉館を決めた。

 「昔は劇場の数が多くても、同じ作品を上映することが少なかった」と同館支配人の鳥山義博さん。周囲には、ファッションビルや専門店が並ぶが、約10スクリーンで20作品を上映するシネコンの登場で利用客も分散した。閉館に際して、「特別興行は予定していない。最終日まで通常通り上映するので、いつものように映画を見に来てもらえたら」と話す。

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