肉や海産物、イタリアンにお好み焼き-さまざまな料理に使用するレモン風味のスパイス「レモスコ」の販売が12月下旬から広島県内で始まり、販路が広がっている。
広島の特産物として知られる瀬戸内産レモンと「海人の藻塩」を使用した同商品は、ディスカウントショップへの卸販売やアミューズメント用の食品流通を手がけるヤマトフーズ(広島市西区大芝1、TEL 082-509-5011)が考案した企画商品。
用途の広いレモンを使い、原材料に使う青唐辛子も国内産を選ぶなど、国産原料を使った商品は、「一般流通で商品販売を行いたい」と企画から約7カ月間を経て販売にこぎ着けた。
「国産原料と無添加が人気」と同社の串山敬太専務。健康志向の購入客にも対応できるよう塩分も抑えた。ネーミングは分かりやすさを重視し、「レモンを使ったタバスコ」を略して「レモスコ」とした。「これまでにない(商品の)珍しさも好評」と初年度の売り上げは7,800万円を見込む。
現在、広島そごう(広島市中区基町)や呉そごう(呉市)、広島駅前お好み広場(南区松原町)などで取り扱うが、土産需要を見込んで県内のサービスエリアやスーパー、百貨店にも販路を拡大。全国での販売も視野に入れる。
価格は420円(60グラム)。