叡啓大学(学長 有信睦弘、広島市中区)の4年生林李子(はやしもも)さんが、文部科学省が主催する国際交流プログラム「日独学生青年リーダー交流事業」の2025年度派遣メンバーに選出されました。全国から選ばれたわずか9名の学生の一人として、9月にはドイツでの現地プログラムに参加し、国際的な舞台で学びを深めます。
林さんは、学内での模擬国連授業や地域創生インターンシップ、ジェンダーに関するイベントなどに主体的に取り組み、多様な立場の人々と対話しながら課題解決に向き合ってきました。さらに、幼少期をドイツで過ごした経験や、在学中の語学留学を通じてドイツ社会への関心を深め、「多様な価値観を持つ人々が協働できる社会づくりに貢献したい」という思いから応募しました。
このプログラムは、日本とドイツの学生がボランティアや社会参画をテーマに交流を深めることを目的に実施されており、国際的な視野と実践的な力を持つ若者の育成を目指しています。2025年度のテーマは「若者の社会参画」であり、林さんを含む参加者は、ドイツ各地の青少年支援施設や自治体、大学などを約2週間かけて訪問し、現地の学生や専門家との対話や共同活動を行います。
林さんは今後、オンラインでの事前研修や国内合宿を経て現地派遣に臨み、帰国後は学内報告会などを通じて自身の学びを広く発信していく予定です。
叡啓大学からの選出は2023年度に続いて2人目となり、本学の教育が国際的な舞台で認められつつあることを示す快挙です。