おりづるタワー(おりづるタワー株式会社、所在地:広島市中区大手町1-2-1、代表取締役社長:大上進)では、被爆80年を迎える今年、8月1日(金)~8月31日(日)の期間に特別企画を展開いたします。
8月6日には、屋上展望台にて「広島 愛の川」プロジェクトに参加する子どもたちによる合唱及び沖田孝司氏・千春氏による「マイ・ハート・コンサート」楽曲の演奏が行われます。
さらに、故郷・広島の地と人々を撮り続けた写真家・三浦憲治氏による「ミウラヒロシマ」写真展、次の世代へと記憶を繋ぐ使命と想いを作品に込めた宮本拓也による「被爆80年『平和と原爆ドームの壁画』Takuya Miyamoto展」を開催。
8月8日(金)~8月17日(日)には、未来へ想いを届ける「Letter from Hiroshima」と題した特別企画も実施され、終戦の日に向けて大切な人へ“手紙”を送る機会を提供します。
本件につきまして、ぜひご取材・ご報道のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

おりづるタワーから見えるとうろう流しの様子
2025年、被爆から80年という節目の夏。語り継ぐ声が少しずつ遠ざかるなかで、私たちは新しいかたちで記憶と向き合おうとしています。
おりづるタワーから見えるとうろう流しの灯り。
そこには、失われた命への祈りだけでなく、未来へ手渡したい想いが静かに漂っています。
この夏、私たちは3つの表現を「手紙」としてひらき、そして誰かへと届けていきます。音楽という手紙には、子どもたちの声と、広島にゆかりのある多くのアーティストの想いが重なり、平和への願いが世界へ届けられます。アートという手紙には、未来を問いかける視点と、日々の風景のなかに宿る“それぞれのヒロシマ”が映し出され、記憶を次の世代へ手渡します。そして、手紙そのもの──誰かに想いを綴り、届けるという行動が、私たち一人ひとりにとっての記憶の架け橋となっていきます。
被爆80年という年に、過去と未来がそっと重なり合う場所として。おりづるタワーが、その“手紙を開く場所”となることを願っています。
■ 「広島 愛の川」プロジェクト「広島 愛の川」は、『はだしのゲン』の著者・中沢啓治さんが、未来を担う子どもたちに想いを伝えたいと書き遺した詩です。この詩は、毎年8月6日に行われるとうろう流しの際に、子どもたちによって歌い継がれてきました。2015年に始まった「広島 愛の川」プロジェクトは、今年で10年目を迎えます。
節目となる今年は、島谷ひとみさん、HIIPPYさん、加藤登紀子さん、二階堂和美さん、TEEさんを特別ゲストに迎え、屋上展望台から子どもたちの歌声を世界へ届けます。

愛の川合唱参加の子どもたちの様子
さらに、7月19日(土)~8月17日(日)までの期間中、中沢啓治さんの手書きの詩などが、12階「おりづる広場」に展示されます。中沢さんの貴重な展示物を、ぜひご覧ください。
【8月6日「広島 愛の川」スケジュール】
18:10~ ゲスト歌手ソロライブなど
18:40~ 「広島 愛の川」合唱(生中継)
19:10~ 「PEACE STOCK 8.6 祈りの日」
島谷ひとみ・HIPPYと愛の川合唱参加の子どもたちによる「PEACE STOCK」歌唱
【広島愛の川プロジェクト公式HP:http://ainokawa.com/】

沖田孝司氏・千春氏
■「マイ・ハート・コンサート」 8月6日、おりづるタワーでは平和への想いを音楽に込めた「マイ・ハート・コンサート」を屋上展望台にて開催いたします。本公演では、おりづるタワーで開催された、G7広島サミット2023パートナーズ・プログラムをはじめ、サッカーワールドカップアジア予選など、数々のイベントで演奏されてきた、沖田孝司氏・千春氏による楽曲を披露。約20年にわたり演奏され続けてきた楽曲「We love the EARTH from HIROSHIMA」を、広島の空の下から世界へ届けます。
願いを込めた音色が、80年の想いと未来への希望をつないでいきます。ぜひご注目ください。
■「被爆80年『平和と原爆ドームの壁画』Takuya Miyamoto展」現代アーティスト/宮本拓也(ART BORN HIROSHIMA所属)

宮本拓也氏

展示予定作品(一部)
宮本氏は11年勤めた保育士を退職し、作家に異例の転身。「夢」「希望」「決意」「決断」「挑戦」を与えられる存在になりたいと、独学で創作に取り組まれています。
本作品展では、キャンバスを原爆ドームの壁に見立て、平和への願いや戦争の恐ろしさを表現します。「今を生きる私達は、安寧の世界へと進んでいるだろうか?」 -そんな問いを通じて、子供たちの未来や夢のために、次の世代へと記憶を繋ぐ使命と想いが作品に込められています。
■ 写真家・三浦憲治氏による「ミウラ ヒロシマ」写真展

三浦憲治氏

三浦氏による作品
三浦氏が過去11年にわたり故郷・広島の“今”を撮影した写真をもとに被爆80年の節目に広島市内で「ミウラヒロシマ」写真展を開催。
1970年代よりレッド・ツェッペリン、ピンク・フロイドなど洋楽のライヴを撮りはじめ、松任谷由実、矢沢永吉、Y M O、井上陽水、奥田民生など多くのアーティストを数十年撮り続けてこられました。
2014年より広島をテーマにした写真展「ミウラヒロシマ」を毎年開催し、2025年で12年目を迎えます。広島に暮らし、広島を訪れるすべての人の心の中に、一人一人の「ヒロシマ」があることを、三浦憲治氏の写真は教えてくれます。
【「ミウラヒロシマ」公式HP:https://dps.shogakukan.co.jp/miurahiroshima/】
■ 被爆80年から、100年後の未来へ願う 今年の夏も、終戦の日に向けた特別企画「Letter from Hiroshima」を開催いたします。原爆や戦争によって突然大切な人との繋がりを絶たれ、深い孤独の中にいた人々。それでも助け合い、身近な“繋がり”を大切にして歩んできたからこそ、広島の復興、そして今私たちが当たり前のように過ごしている日常が築かれていると言えるのではないでしょうか。

手紙は、相手を思い浮かべながら言葉を紡ぎ、気持ちを伝え、形として残すことができるものです。被爆80年の今年、あなたが今、広島で感じた想いや未来への願いを誰かと共有する機会になればと願っています。
また、本年もポストカードには、おりづるタワーで実施されている企画、WALL ART PROJECT“2045 NINE HOPES“の9つの壁画のデザインを採用しました。壁画は広島ゆかりの9名のアーティストが、戦後100年となる2045年へ向けて描いた「願い」であり、20代から90代まで、各世代の想いが表現されています。
■ご利用手順
・展望台ご入場後、12階「おりづるカウンター」でポストカード(絵柄9種類)より選択、受け取り。
※チケット購入の希望者1名様につき1枚の配布。
※数量限定、なくなり次第終了
・広島で感じた想いや戦後100年へ向けた「願い」、大切な人への想いを“手紙”にする。
・8月8日(金)~8月17 日(日)の期間中、12階「おりづる広場」に設置のBOXへ投函(国内外郵送可)
■注意事項
・投函した手紙はお返しできません。
・日付指定はできません。
・届け先がないもの、住所間違えによる送り返しは対応ができません。
・公序良俗に反する内容が記載されていた場合、弊社判断により郵送対応ができない場合があります。
・お持ち帰り可能。その後の配送はできません。
私たちは、毎年この季節に“想いの種”を蒔き、戦後100年の世界へとつながる明るい未来を、一歩ずつ紡いでいけることを願っています。

展望台・物産館 営業時間:10:00~18:00(展望台への入場は閉館30分前まで)※8月6日の営業時間は22時まで
カフェ 営業時間:10:00~18:00
展望台入場料金:大人2200円、中高生1400円、小学生900円、幼児(4歳以上)600円 おりづる投入料金100円
※イベント・公演の鑑賞には展望台入場料金が必要となります。
※予告なく開催を中止する場合がございます。予めご了承ください。
※最新の営業情報はHPにてご確認ください。