広島・三川町のバウムクーヘン専門店「Cloveer(クローバー)」(広島市中区三川町、TEL 082-222-6262)が4月から販売を開始したドーナツサイズのバームクーヘンが現在、人気を集めている。
日本で初めてバームクーヘンが作られた広島に専門店がないことを踏まえ、飲食店経営を手がける「クライム」(袋町)がテークアウトメーンで昨年8月にオープンした同店。バターや生クリームなど素材の味を引き出し重量感のあるバームクーヘンが特徴で、焼いたバームクーヘンは1日寝かせてなじませ、真空パックに入れ販売する。
バームクーヘンはこれまで、ショートサイズ(高さ5センチ)とトールサイズ(高さ7.5センチ)の2タイプを中心に販売。ギフトや手土産での利用が多かったが、1人で購入して食べきれる「自分用」バームクーヘンの需要が高かったためドーナツサイズのバームクーヘン「フレンチリング」(300円)を考案した。フレーバーはビターチョコ、ミルクチョコ、ダブルチョコ、イチゴチョコ、ホワイトチョコなど9種類を用意する。
手ごろな価格と種類の豊富さから、現在では、1日平均200個ほどを販売しており、瀬戸田のレモンやオレンジを使ったかんきつ類は「サッパリしていて好評」と和田政彦社長。ギフトボックスも用意し、ドーナツとの差別化を図る。
営業時間は8時~19時。