東京を中心に地下鉄を展開する東京メトロ(東京都台東区)は12月上旬から、雑誌「Hanako WEST」とタイアップした「東京メトロアクセスブック」のプロモーションを広島県内で行っている。
広島限定で配布されるアクセスブックには、「ビューティー」「ファッション」「カルチャー」に老舗やレトロな建物を回る「レトロモダン」のテーマごとにコースを紹介。人気の北欧ブランド「H&M銀座店」や館内のビューティーショップが充実した「有楽町西武Beauty館」、「from TOKYO」をコンセプトに世界中からインテリアや小物を集めたセレクトショップ「BALS TOKYO GINZA」、下町の「浅草寺」などの情報を掲載する。
プロモーションのメーンターゲットは20~30代の女性。ターゲット世代の女性に興味を持ってもらえるようにターゲットが興味のある情報誌「Hanako WEST」とタイアップを企画した。
東京メトロが運営するサイト「マイ東京デイズ」では、広島在住の女性が同乗車券を活用して東京のさまざまなスポットを紹介する特集ページを作る。同社では、広島在住の女性たちが「見たい」「知りたい」東京を同じ目線でリポートすることで親近感を持ってもらい、「クチコミ感覚で東京旅行のプラン参考にしてもらうのが狙い」と同社鉄道本部営業部の見城亨さん。
東京メトロは、首都圏以外のエリアの旅行代理店で、東京メトロ1日券(600円)、2日券(980円)の販売を行っており、同券の認知度向上を図るためにエリアを限定したプロモーションを今回初めて実施。その1号として広島エリアを選定した背景には、JR西日本をはじめ各旅行代理店が東京への旅行商品の販売に力を入れていることなどがあるという。
アクセスブックの配布予定枚数は4万部。1月下旬まで広島県内の旅行代理店、JR主要駅で配布する。