広島在住のシンガーソングライター、映画館のロビーで深夜ライブ

上映作品「タカダワタル的ゼロ」の一場面。泉谷しげるさん(左)と高田渡さん(右)。(c)2008 ALTAMIRA MUSIC & PICTURES

上映作品「タカダワタル的ゼロ」の一場面。泉谷しげるさん(左)と高田渡さん(右)。(c)2008 ALTAMIRA MUSIC & PICTURES

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 横川シネマ(広島市西区横川町3、TEL 082-231-1001)で10月24日、深夜の映画上映前に広島在住のシンガーソングライター「のっこん」さんによるライブが行われる。

 ライブを行うのっこんさんは2000年から音楽活動を開始したシンガーソングライター。広島のライブハウスで、ギターの語り弾きや思いつき混じりの歌をラップで奏でている。のっこんさんが書く詩は日本の路地裏や廃虚をイメージさせ、しみじみとした曲調。その飾らない人柄は、4畳半が似合う「4畳半フォーク」と呼ばれることも多く、上映作品の主人公・高田渡さんに近い雰囲気を持っていることからライブを行うことが決まった。ライブは同館のロビーで行われ、蛍光灯の下で演奏する。

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 上映作品は、40年近く全国で歌い続け、2005年に公演先の北海道で56歳の若さで他界したフォークシンガー高田渡さんのドキュメント映画「タガタワタル的ゼロ」。高田さんの日常に密着した映画では、ライブの光景だけではなく、お気に入りの焼き鳥店や高田さんを「国宝」と尊敬する俳優・泉谷しげるさんや柄本明さんも登場する。

 仕事帰りの人でも見ることができるように深夜という時間を選んで行われる同イベントは、今回が2回目。イベントを企画した音楽喫茶「ヲルガン座」(中区十日市町、TEL 082-295-1553)オーナのゴトウイズミさんは「ビジネスマンや女性が1人で訪れることも多かった」と前回のイベントを振り返る。イベントに圧力をかけない方が、客も入りやすいのではないかと宣伝もほとんどしていないという。横川シネマとの共同企画について、ゴトウさんは「機会があれば映画の趣旨に合ったイベントを行っていきたい」と無理をしない姿勢で臨む。

 ライブの開演は23時30分。チケットは1,400円。作品は同18日から25日まで上映する。