「サロンシネマ」(広島市中区八丁堀、TEL 082-962-7772)が10月11日から、是枝裕和監督の長編映画デビュー作品「幻の光」デジタルリマスター版を1週間限定上映する。
石川県輪島市が舞台の同作品。2024年1月に能登半島で発生した「能登半島地震」で大きな被害を受けた輪島を支援しようと、1995(平成7)年の公開から29年を経て、デジタルリマスター版のリバイバル上映が8月から全国の劇場で始まった。
合津直枝プロデューサーは「当時、新人たちの映画づくりは暗礁に乗り上げていた。輪島市の協力がなければ、映画は完成していなかった」と振り返る。デジタルリマスター版を全国で上映し、映画に残る「輪島の風景、生活、美しさ」を伝える。
上映の収益から諸経費を除いた全額を輪島市に届け、1日も早い復旧復興を祈念するという。
上映時間は10時~12時。料金は、一般=1,800円、大学生=1,500円、高校生以下=1,000円、 シニア(60歳以上)=1,100円。10月17日まで。