おりづるタワー(広島市中区大手町)のビル壁面にある高さ約50メートルのガラス張りスペース「おりづるの壁」に投入される折り鶴が7月12日、100万羽を達成した。
「おりづるの壁」は、路面電車が走る相生通りに面したビル壁面の一部にある。同ビル12階から、来館者が専用の折り紙で作った折り鶴を投入できる仕組みで、ビル壁面に溜まっていく折り鶴を通りから見ることができる。毎年8月6日には、各国の大使も来館して折り鶴を投入している。戦後100年を迎える2045年を一つの目標として、折り鶴を積み上げてきたという。おりづるタワーは2016(平成28)年9月23日にグランドオープン。2024年6月までに約6万5000人が来場している。
100万羽目の折り鶴を投入したのは、佐伯区から家族4人で訪れた平原さん一家。初めて訪れたおりづるタワーで、節目の100万羽目に該当したことに驚いた様子だった。ヒロマツホールディングス会長の松田哲也さんから記念品が贈られた。
100万羽達成記念として、「おりづるの壁」体験者は広島の土産や菓子などが当たる巨大カプセルトイに挑戦できる。先着1000人限定。
「おりづるの壁」の折り鶴は戦後80年を迎える2025年に取り出す予定。