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広島中心部のレンタサイクル、開始から10年で年間利用100万回を突破

広島駅南口の「ぴーすくる」サイクルポート兼運営事務所

広島駅南口の「ぴーすくる」サイクルポート兼運営事務所

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 広島市中心部で展開するレンタサイクル「ぴーすくる」の2023年度の年間利用回数が100万回を突破した。5月16日、運営するドコモ・バイクシェア(東京都港区)が発表した。

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 ぴーすくるは電動アシスト付き自転車のシェアサービス。観光客や広島来訪者が観光施設などを快適に移動できる自転車を活用した観光振興や地域活性化を目的に2015(平成27)年、広島市とドコモ・バイクシェアが連携してサービスを開始した。

 当初は、自転車約150台を用意し、自転車の貸し出し・返却を無人管理するサイクルポートを広島駅や主要観光施設14カ所に設置した。自転車には通信やGPS、自転車の貸し出しや返却制御などの遠隔制御機能を搭載する。これまでポートが持っていた機能を自転車に集約することでポート設置に関わるコスト削減や省スペース化により、市街地でのポートの設置を可能にした。

 利用者数の増加に応じてサイクルポート、自転車の数を増やし、2023年3月末時点でサイクルポート=131カ所・自転車=約850台まで拡大した。24時間貸し出しに対応し、通勤や通学、買い物など、市民の日常使いが増えているという。利用料金は1回60分=165円から。午後や1日利用プランや学生向け、法人向けプランも用意する。

 サービス開始から10年目を迎える2024年度には新たな施策の実施を予定する。

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