新たなサイクルシェアサービス「HELLO CYCLING」の実証実験が1月10日、広島市で始まった。
運営は、シェアサイクルやモビリティシェアのシステム提供を行うスタートアップ企業「OpenStreet」(東京都港区)。「HELLO CYCLING」は国内最大級のシェアサイクルプラットフォームで、広島県内では、しまなみ街道(2022年3月~)や瀬戸内の島、尾道市内(2023年5月~)でサービスを提供している。現在、広島県内に12ステーション、自転車104台を展開する。
実証実験は、市民球場跡地の「ひろしまゲートパーク」運営事業に参画する大成建設と広島電鉄が協力して行う。ゲートパークを含む、広島市中央公園を拠点とした広島市内の回遊性向上を目指す
利用できる自転車は、スポーツタイプの電動アシスト自転車「KUROAD Lite」。ステーションは、ひろしまゲートパーク西側のホテルメルパルク広島(9台)、西広島駅の「KOI PLACE」(コイプレイス、7台)に設ける。宮島口エリアにも設置予定。
利用には「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要。利用料金は最初の30分まで300円。延長15分ごとに150円加算され、12時間まで3,000円で利用できる。
OpenStreetによると、通常は日常利用のため全国平均では45分程度の利用が多いが、今回は観光目的のため、長時間利用に適した車体を投入しており3時間以上の程度の長時間利用を予測しているという。アプリ会員数は295万人で、全国7400カ所以上のステーションを設置する。
実証実験は3月31日まで。