5月19日に開幕したG7広島サミットの取材拠点となる「国際メディアセンター」が開設された広島県立総合体育館(略称・広島グリーンアリーナ、広島市中区基町)に現在、「ビールスタンド重富」が出店している。
ビールの種類ではなく、異なる注ぎ方で味わいを楽しめる立ち飲み店。酒販店「重富酒店」(中区銀山町)が主催する。店舗は酒販店の隣と、広島駅の商業施設「ekie(エキエ)」(南区松原町)に構え、本店では1人2杯までしか注文できないシステムで、店舗周辺の飲食店への回遊を促している。
使用するビールは、既存店と同じくアサヒ生ビール(マルエフ)。1種類の生ビールの注ぎ方を変えて、「1度つぎ」「2度つぎ」「3度つぎ」「マイルドつぎ」「シャープつぎ」「ミルコ」の6メニューを提供する。
容器も店舗と同じくグラスでの提供にこだわる。手作業で洗浄して、ビールを注ぐ前には水や氷をくぐらせる。出店ブースには英語メニューのほか、通訳も配置して海外メディアにも対応する。
18日はあいにくの天気だったが出店を見かけたメディア関係者らが集まり盛況だったという。19日も提供開始時刻の18時前から、ビールの写真付きメニューを見た国内外のメディア関係者らが注文したいと声をかける姿も目立った。
ビールを提供する店主の重富寛さんは、「ここで飲んだビールの味が広島の楽しい思い出になれば、広島に注目してもらうきっかけになるのでは」と話す。
本店は5月18日~22日休業。広島駅ekie店は15時~21時(土曜・日曜は10時から)で営業する。