三原市で11月の毎週末、キャンピングカー約75台が参加する観光イベント「秋のAirPortCamp(エアポートインキャンプ)」が開催された。
三原市で車中泊やバンでの生活を通して、滞在型観光の定着化を目指すプロジェクト「三原車内寝泊計画」の一環。国内最大級のキャンピングカーレンタル、カーシェアと車中泊スポットの予約プラットフォームを手がけるCarstay(カーステイ、神奈川県横浜市)と地域体験サービスなどを展開する「KOTOYA(コトヤ、三原市)などで構成する三原市車内寝泊計画実行委員会が主催した。
同イベントは、紅葉が楽しめる11月の毎週末に合わせて4回開催。期間中、キャンピングカーで約145人が参加したという。ファミリー、夫婦、親子など、さまざまな構成の参加があった。
参加者のキャンピングカー75台は、中型から大型バス、トラック、バン、軽ワゴンなどの車両をベースにした車のほか、車中泊仕様の「バスコン」「キャブコン」「バンコン」、軽トラックの荷台に自作の「部屋」を積んだ「軽トラハウス」など。広島県内だけでなく、熊本県、愛知県、京都府、石川県、東京都などから、週末ごとに10から30台が集まった。
広島空港に隣接する広島県立中央森林公園の駐車場に車中泊スポットを設け、集合後はバスで三原市を代表する紅葉スポット「佛通寺(ぶっつうじ)」「三景園」を巡ったほか、飛行機の離発着見学やヨガも1泊2日で体験。参加者同士でキャンピングカーを見せ合うなどして交流を深めた。
プロジェクトに参加するCarstayで、はバンライフを実践しやすいプラットフォーム環境の整備を全国で進めるとともに、三原市でのバンライフ事業の本格化を目指す。