アパグループが10月20日、広島駅周辺で今年3棟目となるホテル開発計画を発表した。
新たに計画を発表したのは「アパホテル 広島駅新幹線口」(東区上大須賀町)。駅西高架そばに2024年夏開業予定で、客室は294室を予定する。
同グループは8月、広島駅南口そばの「フタバ図書GIGA広島駅前店」跡の広島産業センタービルに「アパホテル&リゾート 広島駅前タワー」(南区松原町)の計画を発表。地上30階建てで、客室数は600室。プールや大浴場、大型レストランを備え、2026年春の開業を目指す。9月には、「津田恒実記念館」があったカープロードのマントク荒神ビルに242室の「アパホテル 広島駅スタジアム口」(南区荒神町)を2024年秋に開業と発表した。
相次ぐホテルの開発計画をアパグループは、広島駅前で稼働中のアパホテル「広島駅前」「広島駅前大橋」の2棟・818室の好調ぶりを理由に挙げる。交通の要所となる広島駅周辺は、ビジネスや国内外からの観光需要に加え、欧米圏からの訪日外国人にも人気が高いことから、今後の集客を期待してホテル運営・人員効率の向上を踏まえたドミナント戦略を進めるという。
予定通り開業すると、広島県内の同グループホテルは全5棟・1954室の規模となり、県内での総客室数はトップになる。