秋の夜長にお月見を楽しんでもらおうと広島城(広島市中区基町、TEL 082-221-7512)が10月20日、「お月見ナイトミュージアムin広島城」と題して開館延長を行う。
通常は18時閉館する広島城天守閣だが、中秋の名月(十五夜)には毎年、開館延長を行っている。今年は中秋の名月が緊急事態宣言に伴い休館中だったため、時期をずらして満月となる同日に開催を延期した。
館内はレイアウトを変え、特別仕様で出迎える。同館は「天守閣の上から月を眺めるもよし、ゆっくりと展示を見て回るもよし。普段は入ることのできない夜のお城を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。広島城は23日まで、乳がん啓発の「ピンクリボン月間」に合わせピンク色でライトアップしている。
開館時間は20時まで(受け付けは19時30分まで)。天守閣への入場は観覧料が必要。大人=370円、高校生・シニア=180円、小中学生無料。
同日は最寄りの広島護国神社で疫病鎮圧と健康長寿を願った「観月祭」が18時から開催される。場内にろうそくを灯し、18時30分からは巫女(みこ)舞も披露する。観覧無料。