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広島・熊野町のクラフトビール「Kumano BEER」好調 1週間で完売へ

レモングラスを使った広島県の熊野町初のクラフトビール「Kumano BEER」

レモングラスを使った広島県の熊野町初のクラフトビール「Kumano BEER」

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 江戸時代から伝わる筆の製造を産業の中心として栄えてきた広島県の熊野町初のクラフトビール「Kumano BEER(熊野ビール)」が発売から1週間で300本を完売した。

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 町内の酒蔵「馬上酒造場」(安芸郡熊野町城之堀2)で、11月27日から販売し、熊野町観光大使「ふでりん」によるSNSでの拡散と口コミによる効果もあり、1週間で製造した300本が完売した。熊野町役場産業観光課の柊本翔太さんも「当初は年を超えて販売している予定だった」と話す。

 クラフトビールは、住民グループ「くまの美活動ラボ」が中心となり、町内で育てる無農薬ハーブを使って商品化を企画した。ハーブは、飲み物との相性が良く、レモンの香りがするレモングラスを使った。石見麦酒(島根県江津市)が醸造し、1本700円(330ミリリットル)で売り出した。再販売については現在未定という。

 熊野町では、ハーブを新たな観光コンテンツにしようと2018(平成30)年からワークショップを開いてきた。活動を続ける中で、参加者の有志から成る住民グループ「くまの美活動ラボ」が発足。昨年9月の「筆まつり」では、肥料や農薬を使わずに育てたハーブを使った料理や雑貨を販売している。

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