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広島で「熊野バーチャル筆まつり」開催へ 「筆まつり」はコロナで中止

2019年に開催した筆まつりの様子。毎年約5万人の来場者でにぎわう。

2019年に開催した筆まつりの様子。毎年約5万人の来場者でにぎわう。

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 新型コロナウイルスの影響で主要イベントが中止となった「第86回筆まつり」に代わる「熊野バーチャル筆まつり」が9月22日~27日、オンライン上で開催される。

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 江戸時代から伝わる筆の生産を産業の中心として栄えてきた広島県安芸郡熊野町では、書道筆や画筆、化粧筆をはじめとするさまざまな筆がそろう。筆の生産量は国内シェア80%を占める「筆の都」で、例年、秋分の日に「筆まつり」を開催してきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で開催を断念した。

 代わりに新たな祭りとして、オンラインを活用した「熊野バーチャル筆まつり」を熊野筆事業協同組合青年部や商工会、町役場の有志で構成する同実行委員会が立ち上げた。当日は、205種類・5000点以上の熊野筆がインターネットで買える「オンライン筆の市」や筆供養のライブ配信、オンラインメークレッスンなどのコンテンツを用意する。オンライン開催は今回が初めて。

 問い合わせは熊野バーチャル筆まつり実行委員会事務局(熊野筆事業協同組合内、TEL 082-854-0074)まで。

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