国内最高峰の自転車リーグ「Jプロツアー」に出場するプロ選手によるオンラインレースが6月21日に開催され、「ヴィクトワール広島」がチーム連覇を狙って参戦する。
第2回オンラインレースに出場するヴィクトワール広島のメンバー
新型コロナウイルスの影響で、4月に開幕予定だった「Jプロツアー」は延期。選手たちのモチベーション維持とレース再開を待ち望むファンに向けて今年5月、「Jプロツアー」出場チームが協力して、初の試みとなる「地域クラブ対応マッチレース」を企画した。
参加選手は、ルームランナーの自転車版ともいえるローラー台を使って、バーチャルサイクリングアプリ「ZWIFT(ズイフト)」とパワーメーターなどの計測機器を連動させ、自宅などからリモートでオンライン上の仮想世界でレースに参戦する。選手が走っている姿は各チームがユーチューブなどで、ライブ配信を行う。
出場予定選手は、J プロツアー参戦中の6チームから29 選手。5 月6日に開いた第1回大会では、ヴィクトワール広島の冨尾大地選手が優勝し、初代王者となった。今回、冨尾選手は欠場するが、チームから選手6人が出場し、チーム連覇を狙う。
ヴィクトワール広島によると、「プロ選手が参加するオンラインレースは増えているが、一般ライダーを入れず、プロ選手のみの『ガチ対戦』は、このシリーズだけ」という。
開催時間は13時から約1時間。「Jプロツアー」の開幕は、最短でも7月下旬以降になる見通し。