広島県内でスーパー21店舗を展開する総合小売業の「フジ」(本社=愛媛県松山市)は3月11日から、学校給食用牛乳を店頭販売している。
新型コロナウイルスで臨時休校となり、学校給食用牛乳の供給がストップしたことから、同社では、飲料牛乳に比べて取引価格が安い学校給食用牛乳の生産者である酪農家を支援しようと企画した。学校給食用牛乳は、取引のある地場乳業メーカーから仕入れる。
フジグラン広島(広島市中区宝町)では、日頃からチチヤス(廿日市市大野)の学校給食用牛乳を取り扱うが、11日からは販売量を増やした。入荷のタイミングは店によって異なるが、随時入荷しており、消費拡大を図っていきたいという。
販売価格は62円。広島県内での販売店舗は、「パルティ・フジ坂」「パルティ・フジ庚午南」を除く、19店。県外では、愛媛県44店、高知県8店、香川県・徳島県各4店、山口県10店でも販売する。4月5日まで。
チチヤスによると、学校給食用牛乳はフジのほか、イズミ、サンリブ、フレスタなどでも購入できるという。