広島・並木通りそばの旧林病院などが入る複合ビルをリノベーションしたホテル「KIRO広島(キロヒロシマ)」(広島市中区三川町、TEL 082-545-9160)が9月13日、オープンする。
建物は築29年の鉄筋コンクリート造地上6階・地下1階建ての複合ビルで、既存建物のリノベーションや再生を手掛ける「リビタ」(東京都目黒区)がトータルプロデュースする。2016(平成28)年から金沢や東京・清澄白河、函館、京都で展開するホテル事業「THE SHARE HOTELS(ザシェアホテルズ)」の7店舗目。
ホテルを拠点に離島や四国など、瀬戸内エリア広域へ足を運んでもらおうと、瀬戸内をコンセプトにする。1階には日替わりでバリスタが変わるドリンクスタンドと瀬戸内ローカルの魅力が詰まったアイテムをそろえるポップアップショップを開く。
3階はフロアに残されていたトップライト付きの屋内プールをホテルの朝食会場兼バーラウンジ「THE POOLSIDE(ザプールサイド)」として改修した。家具はマルニ木工(佐伯区)を用い、空間には叢(くさむら、西区三篠北町1)の植栽を置く。食やアートに関連したイベントなど、地元の関係者らと連携した企画を行い、瀬戸内の魅力を発信していく。
宿泊フロアは1~6階で、2人~6人定員の客室から選べる。4人定員を中心に全11パターン、49室165人定員で、宿泊料金は1室1万3,000円から。すでに営業している店舗では、利用客の半数を外国人が占めるという。