全国各地のご当地マンホールと関連グッズを集めた展示即売会「ご当地マンホールcollection」が6月21日、広島駅ビル「ASSE(アッセ)」(広島市南区松原町)で始まった。
カープやサンフレッチェ、呉の戦艦大和など、色鮮やかなデザインマンホール15枚と関連グッズ約300種類を集めた同イベント。アッセ4階のイベントホールをメイン会場に、同館3階東側エスカレーター前とekie(エキエ)2階イベントスペースの3カ所で展開する。主催は東急ハンズ広島店(中区立町)。
デザインマンホールは、1987(昭和62)年に下水道施設イメージアップを目的に当時の建設省(現=国土交通省)がデザインを応募したのが始まり。各都市の文化をカラーデザインマンホールで鮮やかに表現する。
会場ではこのほか、下水道関連施設や観光案内所等で無料配布されている「マンホールカード」も北海道から九州・沖縄まで地域ごとに分けて展示する。マンホールカードは現在、第9弾まで発行されており、累計478種、407自治体に及ぶ。カードは、全種コンプリートだけでなく、地域、都道府県、市町村、デザインなど、自分の好きな集め方を楽しめるように設計したという。サイズは縦9センチ、横6センチの両面カラー。
月曜にもかかわらず朝から幅広い年齢層の来場があり、カープのデザインマンホールを作る鋳造メーカー「友鉄工業」(安佐北区安佐町)総務部広報課の兒玉誠さんは「手掛けたマンホールを多くの方に見ていただけることにびっくりしている」と驚いた様子。MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(マツダスタジアム、南区南蟹屋2)周辺に各1枚ずつ設置するカープV7からV9を記念したデザインマンホールを会場で見掛けた女性は、スタッフに設置場所を教えてもらい、写真を撮りたいと現地へ足を運んでいた。
開催時間は10時~20時。今月30日まで。