展覧会「明和電機 ノックミュージックの世界展」が2月29日、オリエンタルホテル広島(広島市中区田中町、TEL 082-240-7111)1階・オリエンタルデザインギャラリーで始まる。
「明和電機」は、土佐信道さんプロデュースによるアートユニットで、1993年に結成。ユニット名は彼らの父親が過去に経営していた会社名からとったもの。青い作業服を着用し作品を(作品ではなく)「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで活動している。
「全く役に立たない」という同展の製品は、頭がオスプラグ、尾尻がメスプラグの魚骨型電源用延長コード「魚コード(ナコード)」や魚の視界をシミュレートする「ウオノメ」など魚をモチーフにした「魚器(なき)」シリーズ、 強力モニターの振動で声にビブラートをかけるものやエアキャップを連続的につぶしてストレス解消を狙ったオリジナル楽器「ツクバ」シリーズほか。
初日の29日には、オリエンタルボールルームで明和電機による製品デモンストレーション(ライブ)やレセプションパーティー、サイン会を開催する。時間は、開場=18時30分、ライブ=19時~20時30分、レセプション、アーティストあいさつ、サイン会=20時30分~22時。入場料は、前売り=4,800円、当日=5,300円、レセプションは無料。