広島・大手町の和食料理店「音羽」(広島市中区大手町1、TEL082-545-5579)が1月9日、リニューアルオープンした。
店舗面積は約20坪で、席数はテーブル=10席(3卓)、掘りこたつ=16席。内装は壁の黒を基調に赤でアクセントを付け、壁には「独立した当時にお客様にいただいた」(田村さん)という京都出身の画家「上村松園」の作品を展示している。
同店店主の田村光清さんは、ホテルの日本料理店などで約12年間にわたり修行を積んだ料理人。店名の「音羽」は清水寺(京都)の「音羽の滝」にちなんだもので、田村さんが過去に務めた店名をそのままもらい受けたという。
リニューアルのきっかけは「高価なメニューが多く出るようになったので、ニーズに沿って高級志向を踏まえたリニューアルを決意した」(田村さん)という。リニューアル後の客単価は、リニューアル前の3,500円を上回る5,000円~8,000円に設定。ターゲット層は40代~50代の男性を想定している。
メニューは、料理長おまかせコースの「花」(4,500円)、瀬戸内会席の「安芸」(4,000円)、「もみじ」(6,000円)のほか、「刺身盛合せ」(一人前、1,500円~)、「白子天ぷら」(1,300円)、「地穴子一本揚げ」(1,500円)などの一品料理。多種のメニューを揃えるのではなく、仕入れ状況により「お品書き」を毎日更新している。
田村さんはリニューアル後の目標として「『音羽に行けば必ず美味しい料理に出会える』と安心して利用してもらえれば」と話し、「今後は『おまかせコース中心のお店』、つまり食べてもらいたい料理を提案できる店にしたい」と意欲を見せている。
営業時間はランチ=11時30分~14時30分、ディナー=11時30分~23時30分。不定休。