宮島水族館(廿日市市宮島町)のゴマフアザラシが現在、寝正月を過ごしている。
寝正月中のゴマフアザラシの名前はナナ。おばあさんに差し掛かっている年齢で、おじいさんのジロー、孫のヨツバと同居している。
同館は1月5日、食後に岩場で熟睡して寝正月を過ごすナナの写真3枚をSNSで公開した。飼育担当の滝さんによると、個体や年齢にもよるが大人のアザラシは昼寝をすることが多く、ナナも食後はのんびり過ごしているという。
ナナはよく動くヨツバがじゃれつくため、孫にちょっかいを出されないように部屋の隅で立ったまま寝ていることも多い。水の深さがちょうど足が付く高さで流されず、立ち姿で寝ることができるという。立ったままの寝姿を撮影する入館者も多く、滝さんによれば「隠れた人気者」だという。
同館では今後も寝姿を捉えた写真公開を行う予定。