広島市中心部の百貨店「福屋」(広島市中区胡町)が主催する屋上アートプロジェクトで8月5日、アニメ映画「この世界の片隅に」の片渕須直監督によるトークイベントを開く。
8月6日の広島原爆の日を迎えるにあたって企画した。同作品のロケ地でもある福屋の9階屋上で、「原作には描かれていない福屋が映画で描かれることになった訳」などのエピソードを監督自らが明かす。イベント開始時には中元本店(呉市三条1)が製造する映画とコラボした炭酸飲料「すずさんラムネ」で乾杯するという。
同商品は中本本店の創業者が戦艦大和の乗組員に製法を伝え、戦艦のラムネ製造室で作られ、船員たちに飲まれていたと伝わる「大和ラムネ」のラベルを同作品仕様に変更した物。このほかにも会場では同作品とコラボした日本酒やオリジナルTシャツの販売や写真撮影スポットも設ける。
トークイベントの開催時間は18時30分から。45分間ほどを予定する。写真スポットは8月29日まで設置する。入場無料。定員は立ち見を含め約300人。当日、映画館「八丁座」にて同作品を16時から上映。鑑賞者を優先に会場内に案内する。上映チケットは八丁座窓口にて7月22日から販売する。
同日、福屋内の映画館「八丁座」では片渕監督作品オールナイト上映会「フィルムマラソン585」を開催する。上映作品は「マイマイ新子と千年の魔法」「アリーテ姫」「この世界の片隅に」「MEMORIES」(「大砲の街」演出・技術設計)の4作品。
上映時間は21時30分から。6時15分ころ上映終了予定。鑑賞料は1人3,500円。チケットは八丁座窓口と電話(TEL 082-546-1158)で受け付ける。全席指定。残数はわずか。