アニメ映画「この世界の片隅に」の主人公・すずが広島の江波から呉に嫁ぐ2月に合わせたキーワードラリーが2月18日、始まった。
「すずさんの嫁入り」と名付け、江波山気象館(広島市中区江波南1)から劇中に登場する場所に人物などのキーワードをちりばめ、すずとほぼ同じ行程をたどりながら、計9カ所のキーワードポイントを回ってゴールとなる入船山記念館(呉市幸町)を目指す。
スタンプを集めると同作品のオリジナルポストカードを進呈し、キーワードポイントの呉市立美術館と大和ミュージアムでも参加特典として異なるオリジナルポストカードをそれぞれ用意する。
「作中の移動距離も楽しんでほしい」と「このセカ」案内所の担当者。ファンを中心に参加を見込み、「県外からの誘客や新たな視点で町を散策する地元住民が増えれば」と期待を寄せる。
同作品は公開となった昨年11月から14連続でランキング10位に入り、ロングラン上映が続いている。広島や呉では映画化前にも「このセカ探検隊」などのイベントを実施し、作品の周知を図ったほか、公開後の12月には監督補の手描きロケ地マップを配布している。
実施期間は3月20日まで。参加対象は高校生以上。スタンプシートは先着3000人で配布を終了する。問い合わせは「ヤマトギャラリー零」内の「このセカ」案内所(TEL 0823-36-3902)まで。