JR西広島駅前のたこ焼き店「松SHOW(まつしょう)」(広島市西区己斐本町1、TEL 082-274-0102)が2月2日、広島県産かんきつを使った「はっさくたこ焼き」の販売を始めた。
たこ焼きと県産のフルーツを組み合わせたオリジナルメニューはレモン、ピオーネに続き第3弾。地元フルーツのアピールを目的にJA広島果実連による監修の下、メニュー開発した。
同商品は、はっさくの清涼感を生かそうと通常のたこ焼きで使うタコやネギ、紅しょうが、天かすと一緒に香りの強い外皮を加え、丸く成形する。外皮に下処理を施して苦みを抑え、風味が全体に行きわたるよう2度に分けて入れる。焼き上がりには一房ずつ薄皮をむき、一口大にカットしたはっさくの果肉をトッピングする。
はっさくは因島市で1860(安政7)年ころに発見されたとされ、JA広島果実連によると新品種の台頭や生産者の減少によって現在では20年前に比べ、生産量は約半分になっているという。再び振興を始めようと2007年にJA広島果実連が「広島はっさく」の商標を取得し、生果の売り場確保や「広島はっさくサイダー」、ハイボール用のフルーツシロップなど加工品の開発にも取り組んでいる。
価格は1パック6個入り=530円。テークアウトにも対応する。販売は4月までを予定する。