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広島・呉が舞台のアニメ「この世界の片隅に」 戦時下の日常描き、映像化

会見は平和記念公園そばの複合ビル「おりづるタワー」で開いた

会見は平和記念公園そばの複合ビル「おりづるタワー」で開いた

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 広島・呉が舞台のアニメーション映画「この世界の片隅に」主演の「のん」さんと片渕須直監督が10月20日、広島市内で会見を開いた。

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 同作は広島県出身の漫画家、こうの史代さんの漫画が原作。戦時中、軍港の街・広島県呉市の一家に18歳で嫁いだ主人公・すずさんの日常を描いた作品で製作資金はクラウドファウンディングを集め、短期間で目標額に達する反響を得て、映像化した。

 片渕監督は、「漫画の雰囲気を生かしつつ、実在しないキャラクターをドキュメンタリーのようにつかまえていきたい」とコメント。作中に出てくる場所を尋ね歩き、今でも残る町並みや風景、山の稜線(りょうせん)を映像で表現した。

 声優に挑戦したのんさんは、声での演技の難しさに直面。広島弁のイントネーションに慣れようと日常生活でも取り入れ、役作りを深めたという。作品の見どころについては、「戦時下の話だが、日々の暮らしが丁寧に描かれている」とアピールする。

 11月12日から八丁座ほかで全国ロードショー。

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