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広島で平和願う「ピース焼き」 お好み焼きに「PEACE」の文字描く

チラシ裏面は英語表記で取り組みを説明する

チラシ裏面は英語表記で取り組みを説明する

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 平和への願いを込めてお好み焼きに「PEACE」の文字を描く「ピース焼き」の取り組みが8月1日、広島市内のお好み焼き店で始まった。

「ピース焼き」に挑戦する来店客

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 8月6日に向け、広島から平和を願うメッセージを発信しようと一般財団法人お好み焼きアカデミーが主催する。企画は昨年、アリスガーデンそばのお好み焼き店「元祖へんくつや 本店」(広島市中区新天地、TEL 082-542-8119)など、12店舗で初めて実施し、今年は36店が参加する。

 「ピース焼き」は各自で注文したお好み焼きの上にマヨネーズで「PEACE」の文字やメッセージ、イラストを客やスタッフが描くもので、店舗によって対応が異なる。完成したピース焼きはスマートフォンなどで撮影してハッシュタグ「#peaceyaki」を付け、フェイスブックやインスタグラムにアップするなど、SNSによる広がりにも期待を寄せる。

 広島駅ビル2階の「いっちゃんアッセ店」(南区松原町2)では来店客に声を掛け、チラシを手渡して参加を呼び掛ける。同店を運営するK&Sの市居馨社長は「広島を代表するフードのお好み焼きで何かできればと思っていた。お客さまによって描く文字はさまざまだか思いが通じれば」と話す。

 お好み焼きは原爆投下後、焼け野原にあった鉄板と米国からの食料支援品にあった小麦粉(メリケン粉)を組み合わせて誕生した。復興の歩みとともに具材を重ね、進化してきたことから同団体では、平和と復興を象徴する食べ物として広めようと「ピース焼き」を提唱している。

 開催は今月6日まで。店舗によって実施期間は異なる。

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