広島市内を巡回する2階建てオープンバス「めいぷるスカイ」で、霧(ミスト)を噴射して温度を下げるミスト装置を稼働しながらの運行が始まった。
暑さ対策の一環として中国ジェイアールバスが昨年から実施する。バスの屋根開口部にミストノズル15個を取り付け、同乗するガイドが操作して霧を噴射する仕組み。気化熱の吸収により周囲の温度を約2~4度引き下げる効果があるという。
霧噴射は運行中に数回行う。「アトラクションのような雰囲気を楽しんでほしい」と同社担当者。直射日光を浴びる座席シートにはメッシュ仕様のカバーも取り付ける。
運行ルートは車窓から広島市内を観光するコースと平和記念公園に下車できる2コースを用意。乗車料金は、12歳以上=2,000円、4歳~12歳未満=1,000円。8~9月は毎日運行する。ミスト装置は9月末までの稼働を予定するが天候や気温に応じて対応する。