広島空港(三原市本郷町)で3月25日、オール広島ロケ映画「モヒカン故郷に帰る」のトークイベントが行われた。
明日からの広島先行公開に先駆けて実施した同イベントには、主演の松田龍平さんをはじめ、柄本明さん、もたいまさこさん、千葉雄大さんの「田村家」と沖田修一監督が参加。会場にはファン約150人が駆け付け、「おかえりなさい」の掛け声で出演者らを出迎えた。
松田さんは、「ただいま」と応じ、出演者の中でただ一人、作中の衣装姿で登場した父親役の柄本さんも「帰ってまいりました」とあいさつ。撮影は主に瀬戸内海の下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島で行い、ロケ地を自分の足で歩いて探したという沖田監督は、「瀬戸内の風景がとてもすばらしかった」と振り返った。
主人公・田村永吉(松田さん)の弟・浩二役の千葉さんは、「みなさんにあたたかく迎えられたことをうれしく思う」と笑顔を見せ、本作に熱狂的なカープファンの母親役として出演したもたいさんは同日からのプロ野球開幕に合わせ、「今年もまたカープをよろしくお願いします」と呼び掛けた。
イベント開始前には、主人公の恋人役・前田敦子さんから届いた映像メッセージも上映。この後、広島市内でも本作キャンペーンに参加する5人を観客らが「いってらっしゃい」と送り出した後は、作中でも流れる矢沢永吉さん「I love you OK」の生演奏でイベントを締めくくった。
会場近くには本作のロケ地となった「とびしま街道」や周辺の呉グルメ販売ブースを出店。空港内では今月5日からパネル展や顔ハメパネルの設置など、コラボ企画を展開している。