広島・流川の老舗天ぷら店「天冨良 津久根島」(広島市中区堀川町)が1月初旬、宮島に2店舗目をオープンした。
今年5月に創業49周年を迎える「津久根島」が店舗を展開するのは今回が初めて。来島者数に対して島内の飲食店が少ないことや、流川の味を宮島でも提供したいと大願寺裏手のカフェ「cafe Lente(カフェレンテ)」に隣接して出店した。店名に含まれる「津久根島」は弥山から見える実在する島でもあり、「宮島に縁を感じた」とも。
店舗面積は約15坪。席数は、カウンター席6席、座敷20席をそろえる。カフェと同様に厳島神社や大鳥居、五重塔を眺めることができるロケーションを併せ持つ。
メニューは、アナゴと野菜を乗せた「穴子天丼」(1,800円)、エビと野菜、かき揚げがセットになった「天丼」(1,500円)のほか、単品でエビ(600円)やアナゴ(900円)、天ぷらの盛り合わせ(2,000円)などを用意。本店で提供するメニューから厳選して並べる。
アナゴを天ぷらにした「穴子天丼」は、広島名物を味わえるグルメの一つとして提案する。同店店長の森山悠士さんは「さまざまな産品があるが、選択肢の一つになれば」と期待を寄せる。
営業時間は11時~17時。夜は予約制のコースのみで20時まで。問い合わせは、「天冨良 津久根島」宮島店(TEL 0829-44-1205)まで。