広島市・廿日市市・岩国市の3市が連携して開発した観光用アプリ「広島宮島岩国観光ナビ」の配信が1月30日、始まった。
3市の観光セクションが中心となり観光促進を目的に作成した同アプリ。当初は、それそれで作成を検討していたが、費用軽減や隣接するエリア周遊による観光客の増加や地域発展などの相乗効果を見込み、連携が実現した。
中国総合通信局とスマート観光情報のインフラ整備や産学官の連携により自治体などを支援するプロジェクト「山陰・山陽スマート観光プロジェクト推進協議会」が共同で配信する。
アプリを立ち上げると3つの市がランダムに画面表示される。市名をタッチして観光情報を切り替え、「名所」「事前景観」「寺社仏閣」「体験」などのカテゴリから情報を絞り込む。現在、702カ所のデータを収録している。
「特色を出して、観光客を引き付けたい」と同局情報通信部情報通信振興課の馬屋原さん。効率よく観光スポットを回れるよう定番の観光地からパワースポット、それぞれの市を出発地に各エリアを横断するモデルコース27案を掲載した。
日本語版と英語版の2種類をリリース。さらに言語を充実させようと追加配信も検討する。1月30日にアンドロイド版を公開。アップル版の公開や音声ガイドも取り入れる予定。
利用無料。グーグルプレイやアップルストアからダウンロードできる。