世界有数のデニム産地である備後地区で生産したデニムパンツを展示即売する「尾道デニムプロジェクト」の期間限定ショップが9月16日、そごう広島店(広島市中区基町)にオープンする。
尾道デニムプロジェクトは2013年にスタート。尾道市民270人が1年間、ワークパンツとしてはくことで「本物」のユーズドデニムを育て、街おこしを絡めてデニム産地としての認知拡大を目指している。これまで東京や大阪へ出店する機会はあったが、広島市内での出店は今回が初。
プロジェクト第1弾はさまざまな職業とコラボして漁師や農家、住職、保育士など、働く人のユーズド・デニムを製作。職種や働き方、使用状況によって異なるシワやあたり、色落ちに個性が産まれ世界に1本だけのオリジナルデニムを仕上げる。
商品は尾道デニム(ユーズド)=26,784円~、NEWデニム=23,760円~、尾道デニム洗剤=3,024円。サイズは26~40インチで細身ストレートとゆるめストレートの2種類をそろえる。取扱本数はユーズド=200本~250本、新品=100本を予定。
「広島発信のものづくりを知ってもらうきっかけになれば」と同プロジェクトの濱野さん。デニムの販売に加えて、「尾道デニム洗剤」を使った洗い方のレシピや島根県の洗い工場へデニムを送ることができる送付状がセットになったキットも販売する。同プロジェクトは今後、キャラバンとして数カ月に1回のペースで全国を回る。出店場所や形態はさまざまで多角的に情報発信を行う。
開催時間は10時~20時。今月23日まで。