デザイナーを養成する穴吹デザイン専門学校(広島市南区松川町2、TEL 082-263-7177)1階2.24ギャラリーで2月1日より、所幸則さんの写真展「CHIAROSCURO(キアロスクーロ)-天使にいたる系譜-展」が開催されている。
所さんは、著名人のポートレートやブランド広告写真を中心に活動している写真家。雑誌「FOCUS」「Number」などの表紙を手掛け、2003年には欧州の写真専門誌「ZOOM」の表紙を飾ったほかや巻頭の特集記事で紹介された。
同展では、昨年2月に発売された所さんの同名の写真集(美術出版社)から、A倍判より一回り大きいサイズでプリントされた18点の作品を空中から吊したスタイルで展示する。
毎年夏に行われる同校の特別講義を所さんが担当していることが同展開催のきっかけ。所さんは「広島での写真展は初めて。2月1日の自分の誕生日に合わせて会場に出向きたかった」と話している。
同校入試相談室の加藤さんは「専門知識や技術を教えるだけではなく、一流のアーティストがどんな思いで作品を表現するのかを学生に伝えたい。同展は学生や一般の方が一流の作品に触れる機会づくりができるのでは」と話している。14日まで。入場無料。
広島パルコ(中区本通10)新館5階の「カフェリブロ」でも同時開催。作品12点を展示。