むすび弁当や手打ちうどんの製造販売と飲食店経営を手掛ける「むさし」(広島市中区榎町、TEL 082-291-6340)の看板商品「俵むすび」の販売総数が1億2000万個を突破した。
創業当初から味を変えず提供するむすびは、浮田恵美子副会長が考案したメニュー。米と塩、のりにこだわり、一つ一つ手で握る。1つあたりの大きさは約70グラム。「大きさや握る強さなどの力加減など、技術を伝えることが難しい」と同社ブロック長の山本伸一さん。
定食や弁当など、提供するメニューの6~7割に含まれるため、土橋店では1日平均700~800個を2人掛かりで作るという。具材は梅や昆布など、5種類。5個650円で販売する。販売総数は手計算でのカウントに始まり、現在はパソコンで管理する。
同社では、「地球を半周しました」とむすびのキャラクタが地球を掛けるオリジナルポスターを作って、1億2000万個をPR。全店舗で俵むすびを再現した食玩ストラップ(500円)と「門外不出」という米2合(400円)の販売を2月1日に開始した。
ストラップは品薄の状況が続いており、「スマートフォン需要が高いため、反響に驚いている」と山本さん。「キーホルダー代わりにご利用いただいているのかも」とほほ笑む。
営業時間(土橋店)は1階=11時~21時、2階=17時~22時、土曜・日曜・祝日=11時~22時。米とストラップはなくなり次第終了。