広島・袋町小学校の近くで40年以上営業を続ける大衆食堂「こがね食堂」(広島市中区袋町、TEL 082-248-3018)で提供するかき氷の売れ行きが好調だ。
小ぶりの器にタワー型に盛ったかき氷は同店オリジナルメニュー。崩しながら食べる昔ながらのかき氷をイメージしたという。食堂という店舗業態から男性客が中心だったが、女性客でも入りやすいようにと8年目から提供を始めた。毎年、ゴールデンウイーク前の4月29日から9月末まで、店頭に「氷」の文字が入ったのれんを下げて提供する。
氷を薄く削った、フワッとした食感が特徴のかき氷の作り手は同店の柴田麗さんただ一人。かき氷に使うシロップやあずきも柴田さんが手作りする。「大衆食堂のかき氷なので、おかずも手作りで営業していることも分かってもらえたら」と柴田さん。手作りのシロップは、市販されている商品に比べて色が濃いという。
メニューは「普通」「小盛り」の2種類を用意。価格は、普通=350円~、小盛り=250円~。シロップは、イチゴ、レモン、メロン、ブルーハワイ、みぞれ、金時、宇治、宇治金時の8種類で、ミルクがけ(50円追加)にも対応する。
見た目のインパクトから、「5人に3人は携帯電話で撮影している様子」。リピーターが知り合いを連れてくることも多く、女性客も増えたという。
営業時間は9時~21時。かき氷は昼以降に提供することが多い。日曜定休。