アートディレクターの佐藤可士和さんがブランディングを担当した紳士服販売店「スーツセレクト広島」（広島市中区堀川町、TEL 082-543-6300）が1月27日、広島パルコ近くにオープンした。

店内の中央に用意する平台

　海外での展開を見据えて業態開発を行った同店は、東日本と九州エリアを中心に展開する「紳士服のコナカ」「紳士服のフタタ」を経営するコナカ（神奈川県横浜市）の新業態。国内では関東を中心に出店を進め、中国エリアへの出店は広島が初。今年2月1日には海外1店舗目となるバンコクへの出店を果たした。

　店舗は3階建てのビルに構え、フロアは1階＝ネクタイなどのビジネス洋品類、2階＝メンズスーツやフォーマル、3階＝レディスで構成する。各フロアにはセレクトしたスーツとシャツやネクタイなどの組み合わせを楽しむことができる平台を用意。階段の踊り場には、商品をコーディネートした、マネキンをディスプレーする。店舗面積は226平方メートル。

　取り扱うのはスーツやジャケット、ワイシャツ、ブラウスなどのフォーマルウウエアとバッグ、ネクタイ、ベルトなどの小物を含むビジネス衣料全般。男性用スーツの価格は1万8,900円と2万9,400円。デザインは、スリムな縦ラインを強調した「ブラックライン」、細身を意識したメリハリのある「シルバーライン」「スキニー」が特徴。価格、デザイン共に2プライス、2ラインをベースにしたスタイルで販売を行う。

　ターゲットには20～30代を想定し、客単価は1万8,000円～2万円。「価格よりも内装や商品のデザインで他店との差別化を図りたい」と同店エリアマネジャーの山本浩三さん。同社では、グループ店舗が未出店のエリアへの積極的な出店を計画。同店は、「中四国エリアにおける重要な店舗」として位置付け、今春は複数店舗の出店を予定する。

　営業時間は11時～21時。