カルビー(本社=東京)は2月7日より、宮島近海で育った広島名産の牡蠣を生地に練り込んだ「牡蠣物語 タルタルソース味」を広島を中心とした中国地方限定で販売を開始した。
1949年に広島で設立された同社は、1973年に本社を東京に移転し「かっぱえびせん」や「ポテトチップス」などの商品を発売してきた。昨年6月の旧広島工場(広島市宇品)移転時に、瀬戸内海の産物を商品化できないかと考案、地元の名産物である「牡蠣」に注目し、同年7月から商品開発に着手した。商品の企画・開発・製造は、牡蠣養殖業者のオオノ(廿日市市)と共同で行った。
商品は、宮島近海で育った牡蠣を一旦佃煮にして生地に練りこみ、タルタルソース味で味付けし、「濃厚な牡蠣の風味がそのまま口の中に広がる」(同社)のが特徴。観光客を主なターゲットに据える。容量は78g(13g×6袋)で、価格は600円(参考価格)。広島県内の土産物店や駅売店などで販売。
同社、広報担当の田川さんは「広島の土産物の定番になってほしい。今後は四国地方まで販売エリアを拡大したい」と話している。