広島・本通りに12月13日、大人の自主学習や自己啓発などを目的とした学習スペース「U-CAL(ユーカル)」(広島市中区本通、TEL 082-236-7887)がオープンした。
同所は、今年10月に創業したベンチャー企業「プレシャスサービス」(国泰寺町1)が運営する教育支援施設。18歳または高校3年生以上を対象に、30分から貸し出す。
利用には会員登録が必要で、入会手数料は無料。利用料金は、30分平日=280円、休日=380円。1カ月契約の会員は、平日の朝、昼~夕方、夜の3つの時間帯と、休日に分けて料金を設定する。
利用料金は「喫茶店を参考にした」と同社の河菜直子社長。資格の勉強などで、自身も喫茶店を利用した経験に加え、ビジネスマンをコアターゲットに据えることから立ち寄りやすさを意識した。コーヒーや紅茶もフリードリンクとして用意し、営業の合間や待ち合わせなどの時間を使った施設の利用も視野に入れる。
店舗面積は約44坪。施設内には、集中して勉強できるようテーブルをパーテーションで仕切ったブース型の自習室「うかルーム」や、ビジネス関連の雑誌や書籍など約300冊をそろえた啓発室「のびルーム」、マッサージやリクライニングチェアを利用できる仮眠室「ちょいねルーム」、最大で16席を用意する会議室「セミナールーム」の全4部屋を展開する。
このほか、立地を生かしてロッカーの貸し出しや書類の保管サービスも提供。文房具やプロジェクターの無料で貸し出し、室内にはWi-Fiを備える。
利用者には「成長意識の高い方が多い」と河菜社長。技術職や証券アナリストなどさまざまな職種のアドバイザーと契約し、利用者に助言を行うなどのサポート体制も強化。ビジネスマンの利用を促す。
営業時間は、月曜~金曜=7時20分~22時、土曜・日曜・祝日=10時~20時。