インディーズ映画コンテスト「ひろしま映像展2011」が4月9日、広島・本通り近くの映画館「シネツイン本通り」(広島市中区本通)で開催される。
「観客が見て面白い映画を上映する」ことにこだわった同映画祭は、1993年に広島で自主制作映画を作る団体や大学の映画研究会が立ち上げた。応募条件は、自主制作による映像作品であれば、プロアマ、ジャンルなど一切不問。グランプリなどの各賞は、劇場に足を運んだ観客による投票で選ぶ。
応募総数は昨年よりやや少ない174作品。白石晃士監督や野火明監督などプロの映画監督や学生など20代前半からの応募が多い。東京近郊からの応募が目立つが、地方や広島からの応募数も増加した。過去の受賞者には、井口昇監督や井口昇監督などプロで活躍する監督も多い。
当日は、予選を通過した作品を約7時間オールナイトで上映。ワイドパネルの三板式DLPプロジェクターを使って、スクリーン上で最も大きく上映できるよう作品ごとに画角を調整する。
「年々レベルアップしてきている」と同実行委員会代表の阿部哲久さん。ジャンルは、ドラマやアニメ、ドキュメンタリーなど幅広い。「映像のクオリティーではどれも上映可能なレベル。シナリオや演技なども含めた総合的な内容の勝負になってきている」と話す。
上映時間は22時~翌6時。料金は1,000円。