サビだらけの「鉄くず」から作り出した作品の展示が2月15日、広島市内中心部のコーヒー店「グリーンコーヒー三川町店」(広島市中区三川町)で始まった。
展示を行うのは、広島市内在住の立田克文さん(55)。十字架のモチーフを中心に、シャンデリアパーツやガラスを組み合わせた作品約40点を店内の中央やカウンターにディスプレーする。サイズは手ごろなものを中心にそろえた。
これまで、インテリア家具の製作や内装デザイン、施工、ウインドーデコレーションなど幅広い業務を20年近く行ってきた立田さん。鉄を使った作品は、実用性のあるものからオブジェまでさまざま。制作は昨年から始め、ブランド「DIX/VINGT(ディス/ヴァン)」を立ち上げるまで、作った作品は主に友人へプレゼントしてきた。
「人に見てもらうきっかけになれば」と開いた展示会では、多岐にわたる経験を生かして、空間ディスプレーも手がけた。「鉄はアンティークや骨董(こっとう)に近い感覚」と立田さんは「作品の中にユーモアを出していければ」と意欲をみせる。
営業時間は12時~19時。日曜・月曜定休。入場無料。3月1日まで。