国際会議場(広島市中区中島町)で9月30日、約100店舗の飲食店の中から選出された3店舗が来場者の投票で決勝を競う「廣島飲食情熱リーグ」が開催され、1,500人以上が各店のプレゼンテーションと審査の行方を見守った。
同イベントは、2005年に東京で開催された「第1回居酒屋甲子園」で広島の飲食店が上位にランクインしなかったことに影響を受け、飲食店オーナーらが中心となり「広島の飲食業界をともに盛り上げよう」というスローガンのもとスタートしたもの。
プレゼンテーションを行ったのは、「松本家次男」(中区流川町)、「川内元気食堂ざこかい菜」(安佐南区川内6)、「和心家 永遠の別宅」(東区光町2)の3店舗。
アフロヘアーに下駄を履き、真っ赤なTシャツ姿で登場した「松本家次男」の松本店長。同時に壇上に上がったスタッフらからは、オープン時には少しでも話題づくりになるようにアフロヘアーにしたエピソードや「松本店長が笑顔だから笑顔になれる」などの「親しみを込めた」言葉が寄せられた。
郊外店舗の「川内元気食堂ざこかい菜」は、ビリーズブートキャンプのBGMに合わせて同店料理長がフライパンとレードルを両手に登場し、スタッフらと一緒に「車の誘導方法」、「チャーハンの作り方」など日常業務をアレンジしたステージパフォーマンスを披露した。同店店長は「今日のみんなはわしにとって最高の思い出。一生忘れない。ありがとう」など、スタッフへ向けた手紙を涙ながらに読み上げた。
「最もプラスの影響を与えた」店舗として優勝店舗に選ばれた「和心家 永遠の別宅」は、投票結果が発表されると同時にステージ上でスタッフ同士が抱き合い喜び合う姿に会場からは拍手が沸き起こった。マイクを向けられた同店オーナーの小田社長は「興奮しています」とコメントし、同店スタッフらに対して「わしは、そんなお前らが日本一大好きじゃ」と涙ながらに叫んだ。
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