平面や竹のクリスマスツリー、リースなど「巨大」イルミネーションを集めたイベント「花と光のページェント」が12月4日から、広島市植物公園(広島市佐伯区倉重3)で始まる。
高さ11メートルの竹をイルミネーションで飾り付け、内側からライトで照らす「竹のツリー」や直径3メートル、厚さ70センチのクリスマスリース、3,500個のキャンドルとイルミネーションで作った縦70メートル、横20メートルの平面ツリーなどの巨大イルミネーションを一堂に集めた同イベントは、植物公園の夜間開園を利用して開く。
野外の特設ステージでは、金管五重奏やクリスマスソングなどのコンサートを実施。園内では、竹と2万5,000球のLEDライトで作った星が斜面に降り注ぐ幻想的な「星の降る丘」、ペットボトルをつなぎ合わせたツリーを展示。温室や夜開性の熱帯スイレンなど植物のライトアップなどを行う。
今年が初企画となるイルミネーションの迷路は全長115メートル。花壇の中に、高さ1メートル80センチほどの壁を作ってネットにライトをかけ、LEDライト2万球を使う。このほか、おでんやうどん、甘酒、ビールなどを販売する夜店コーナーも出店。休憩展望塔からは五日市や井口の夜景も観賞できる。
従来は年配客が中心の同園だが、クリスマスシーズンの夜間開園には、「カップルや家族連れが増える」と管理課企画広報係の尾崎健司さん。冬場の入場者数は、土曜・日曜で1日100人ほどだが、イルミネーションを楽しもうと夜間開園時は1日3,000人が訪れる。
同園では、桜のシーズンや夜にしか咲かない植物を披露する夏場など年に数回、夜間開園を実施している。
開園日は12月4日、11日、18日・19日、23日。開園時間は16時30分~21時。入場料金は、大人=500円、高校生未満=170円。