福山や宮島など県内のサービスエリアで3月1日から販売が始まった「もみじ饅頭風味ラムネ」が人気を集めている。製造を手がけるのは、ラムネやシャンメリーなど清涼飲料水の製造販売・受託製造を行う齋藤飲料工業(福山市)。
広島銘菓とコラボした「もみじまんじゅう」のご当地ラムネは、全国的に「ご当地ラムネ」がブームとなった2~3年前、中四国エリアのご当地ラムネが見当たらなかったことから同社で開発を始めた商品。従来の炭酸に比べ「甘め」にし、カスタードとあんの香りでもみじまんじゅうを再現した。
開発で苦労したのは「味のバランス」と同社企画営業部の斉藤高範さん。「一口飲んだ時、最初にカスタード生地の香りが口に広がり、その後からあんの香りが来るようにした」。ラムネの色にもこだわり、もみじまんじゅうの生地をイメージした。
1本120円と手ごろなもみじまんじゅうラムネは、現在、福山下り、小谷、奥谷、宮島など県内のサービスエリアのほとんどで販売しており、「手土産を中心に反響がある」と斉藤さん。ターゲットは20~30代を想定していたが、商品の珍しさも手伝って、40~60代の購入も多いという。ネット販売では、1ケース(10本入り)単位で取り扱う。
今後はゴールデンウィークに向け、百貨店やスーパーなど全国のご当地ラムネコーナーに並ぶよう展開を図るという。