海外挙式サービス最大手のワタベウェディング(本社=京都市下京区)は8月28日、グループ会社が手がける「メルパルク広島」(広島市中区基町)内に総合ブライダルショップ「ワタベウェディング広島店」(TEL 082-223-4111)を移転した。
再開発プロジェクトが進む広電ビル向かいの路面店からメルパルク広島内にリニューアルオープンした同店は、リゾートウエディングサロンとコスチュームサロンの2施設を開設。1階のリゾートウエディンサロンは隣接するティーラウンジ「リバティ」のスペースに約20坪の路面店として出店した。高い天井に外からの明かりが差し込むサロンには、4つのブースを設け、ティーラウンジからドリンクを運ぶサービスも行う。
ドレスと着物を取り扱うコスチュームサロンは、広島バスセンターに直結する3階通路付近を改装してオープン。フロアは、カーペットを敷き、シャンデリアを用いて装いを変え、サロンの壁面には目を引く振り袖やドレスをディスプレーする。
店内には、オリジナルドレス「Avica」100点をそろえるほか、海外での挙式後、国内で披露宴を行うことの多い利用客に向けに製販一体のオーダーメードドレス(10万円~)の販売も行う。フィッティングルームは7室を用意し、全身を見ることができるよう合わせ鏡を配置。ドレス姿でウオーキング体験できるよう約5.7メートルのスペースも設けた。移転前の年間の利用者数は約1,200組。
同社では、グループの連携で顧客満足度を高め「目に見えない相乗効果を狙う」とし、売り上げの約7割をブライダルが占めるメルパルク広島では、ワタベウェディングが同じ建物に入ることによりブライダルの強化を図る。同社は今年7月、日本郵政から運営を受託しているメルパルク11施設の事業の承継に関する基本的事項について決議し、ゆうちょ財団と事業譲渡基本協定を締結している。