たい焼きの宅配を行う移動販売メーンのたい焼き店「招福たいやき七福本舗」(広島市中区河原町、TEL 082-532-7355)は5月16日、ビックアーチ限定で限定販売していた「たいやきドッグ」の販売を店舗で開始した。
「たいやきドッグ」は、たい焼きの生地にウインナー2本とケチャップが入った「アメリカンドッグのような」(同店社長の名原謙二さん)商品。サンフレッチェ広島の試合が行われる広島ビックアーチで限定販売していたが、たい焼きの生地とケチャップ、ウインナーの相性がよく、人気が高いことから店舗での取り扱いを開始した。
同店は、2007年に「ピンポイントで人の集まる場所へ出店できる」たい焼きの移動販売店として開業。「当時はたい焼き専門店が広島市中心部になかった」(名原さん)ことから、子どもから高齢者まで幅広い年齢層が食べることのできるたい焼き専門店を立ち上げた。当時は、スーパーの駐車場などで販売していたが、現在では、土曜・日曜に開催されるイベントへの出店が多い。
移動販売がメーンだった同店だが、テークアウト専門のお好み焼き店「一銭」内に昨年、初の固定店舗をオープン。購入客から店舗の場所を聞かれることも多く、お好み焼き店の多い広島で他店との差別化を図ろうと店舗を構えた。
販売するたい焼きは、生地が厚い、ふっくらとした「昭和のたい焼き」(同)。種類は、定番のつぶあん、カスタード(以上120円)に加え、キャラメルクリームを使用した「キャラメル」(130円)、生地の甘みにぴったり合うという「キーマカレー」、白玉がアクセントの「白玉あずき」、さつまいもをペースト状にしたあんを詰めた「スイートポテト」(以上140円)など11種類。
宅配は5個以上で受け付けており、送料は無料。休憩時間用にと職場からの大量注文も入るという。客単価は500円。ビジネスマンが手土産に購入することもあり、年齢層は幅広い。広島パルコ前で移動販売した際は1日で1,500個を販売した。
同日、ビッグアーチ限定でとんかつとカレーフィリングが入った「勝つカレーたいやき」(200円)の販売も開始。テスト販売の段階では「好評で売り切れになった」(同)という。
営業時間は11時~19時。