1個50円の低価格で小判型の焼きまんじゅうを販売する「千両まんじゅう」(広島市西区己斐本町1、TEL 082-942-2296)が3月上旬、JR西広島駅そばにオープンし話題を集めている。
千両まんじゅうは、海と山に囲まれた島根県益田市で生まれた、モッチリとした食感と1個50円の低価格が特徴の焼きまんじゅう。本部は益田市に置きながら販売代理店のような形態で全国展開しており、広島には初出店となる。
経営するのは、前職でコンビニを経営していた森本真由美さん。前職で、「どこに行っても同じものをそろえる店で大事なのは人と人」だと感じた森本さん。「誰でも来ることのできる店」にこだわった結果、リーズナブルな価格で商品を提供できる同店の経営を決めたという。
商品は、1個が約39キロカロリーの千両まんじゅう(50円)、自家製のあんと生クリームをびゅうひで巻いた一口サイズの和菓子「千両包み」(50円)、白玉だんごとあんを合わせた「千両たまちゃん」(80円)をメーンに、もなかの皮をもち米で作った「アイスもなか」(100円)やきな粉や抹茶の風味が楽しめる「笑楽美餅(わらびもち)」(300円)など、同店のオリジナル商品も販売する。
ドリンクメニューは、パイナップルとグレープをベースにマンゴーやパッションフルーツをブレンドした果汁100%の「マンゴーブレンド」、ざくろ果汁にグレープやアップル、西洋ナシのミックスジュース「ざくろブレンド」やピーチやオレンジなどフレッシュジュースはいずれも果汁100%で価格は100円。このほかアイスコーヒー(200円)なども用意する。
同店では、焼きたてのまんじゅうを食べてもらいたいと、「千両まんじゅう」販売店としては初となるイートインスペースを1階・2階フロアに設けた。店舗面積は、1階=約7.5坪、2階=6坪。席数は、座敷で1階=8席、2階=15席~20席。入り口は、車いすやベビーカーも押して入れるようにバリアフリーに対応した。
オープン以来、利用客は子どもから高齢者まで幅広く、ビジネスマンが手土産に購入することもあるという。客単価は約500円。森本さんは「気軽に立ち寄れる和風のファストフード店を目指したい」と意気込む。
営業時間は10時~20時。電話での予約も受け付ける。